美味しく、楽しく糖質制限が合い言葉の
糖質ポリス。
昨日は時事ネタ「事故米」について一言申し上げたところ、shoさんよりコメントをいただきました。
返信内容が長くなりましたので、記事として昇格(笑)させてみました。
shoさん 早々の
コメントありがとうございました。
(全文は昨日の
コメント欄をご確認ください)
>> そもそも、これは
返品すべきものじゃありませんか?
shoさんのコメントの主旨は、事故米を日本で処分する方法を考える前に、原産国に「
返品」すべきだとのご意見です。
わたしも注文品とは違う事故品が届いたのであれば、返品するのが当然だと思います。
しかし、どうもそう
単純な経緯ではないようですよ。
まず日本政府が原産国政府から直接購入しているわけではありません。
日本の
商社が原産国で買付け、原産国による輸出検査に合格したものが輸入され、そして何より日本税関の
輸入検疫を通過している事実があります。
さらに、もし日本の検査で事故米だと判定された場合には、その納入業者である
仲介商社が買い戻すルールになっています。
日本政府が仲介商社を通り越して原産国に対してクレームをあげることはありません。
このようにして買い戻させられた商社は、当然ながら食用として流通できませんので、工業用流通許可を農水省に申請し工業用として出荷するか、正規の廃棄ルートで処分することになります。
つまり表向きは、
商社の目利きが何より重要だということになります。
今回は、農水省から三笠フーズに直接売却された事故米だけでなく、事故米145トンを国から買い戻した住友商事に対し、農水省が売却先として三笠フーズを紹介していたケースも露見しています。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080909/crm0809090103002-n1.htmまたこれとは別に、
農水省の保管によってカビや異臭が発生したケースもあるようです。
さて実際には、
防衛省と商社の癒着で明らかになったのと同様に、
農水省と商社はベッタリの関係で、長年にわたって事故米が混在することを知りつつ(つまり確信犯です)大量のコメを輸入し続けていたというのが真相なのではないかと思いますが、この一大悪事に斬り込めるマスコミは存在するのでしょうか。
もちろん大量に発生する事故米の一部、または多くが食用に流通することは想像できていたはずです。
それを承知で自らの組織と配下の私腹を肥やすことを優先したのです。
救いようのないメタボ体質です。
農水省と日本国政府はミニマム・アクセスをわざわざ拡大解釈し、一定量のコメを輸入する義務があるように国民に誤解させてまで、大量の事故米を輸入することに何らかのメリットがあったのです。
簡単に言っちゃえば
利権ですね。
このような経緯では原産国には戻せません。
商社を巻き込み、全国の農政事務所を含めた
錬金術のルーチンに水をさしかねない原産国へのクレームを、農水省自身があげるわけなどございません。
役人に操られたお大臣が「
農水省がジタバタ騒いでいない」根拠は「
メタミドホスの濃度」だと言いましたが、
騒ぎたくない本当の理由は農薬とは無関係であることは明白です。
Wikipediaの「
ミニマム・アクセス」ページ下部の下記リンクなどを読むと酷いもんです。
http://www.nouminren.ne.jp/dat/9903/99032201.htmとある政党の自慢話に読めなくもありませんが(^_^;)ま、わたしはジャーナリストではありませんので、そこんところをブログの記事にするつもりはありません。
(しちゃったけど)なんぼなんでも、
事故米の使い道をもうちっと真面目に考えんかい! との意見表明です。
昨日の記事にも書きましたが、本来は「事故米」という無駄をなくせばいいわけです。
しかし、今の役人や政府関係者にその気概を感じることはありません。
おっと、こんな社会派の記事で良いのか?(^_^;)
糖質ポリス
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利権、その通りだと思います。
その一言で、すべての説明がつきそうです。
このテーマは、ブログ主旨ではないと思いますので、私もこれくらいにしたいと思いますが、もう一つ、疑問が湧いてきます。
三笠フーズが買い取った以外の事故米の行方は、どうなんでしょうね。
糊の業界では、小麦を使っていて、米は使っていないといっています。
では、一体、どこでどのように使われているのやら…。
こんな事を詳しく調べていたりすると、チョッと危ないかも知れません。。。