美味しく、楽しく糖質制限が合い言葉の
糖質ポリス。
今回は時事ネタ「事故米」について一言。
糖質制限人は米をあまり食べないのでよかったね。(^^)
いや、そんなふざけた話しではなく、、、
ニュースを賑わしている事故米の問題ですが、それに関連して「ウルグアイ・ラウンド」や「ミニマム・アクセス」といった言葉が聞かれますね。
気になったのでWikipediaで「
ミニマム・アクセス」を調べてみました。
報道では、確かに「
日本は一定量のコメを輸入する義務がある」ように伝えているのですが、どうも
それは間違っているようです。
これは意外でしたなぁ。
以前に読んだ食料偽装に関する本「
鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ 食品偽装の最前線――魚・肉・野菜・米
」には、
国産米に輸入米を混ぜて、または
輸入米を国産ブランド米だと偽って販売することが常態化していると書かれていました。
けっこう過激な内容で、話半分に読んどこうと思っていましたが、実際にこんな悪質な業者が何社もあるんですね。
この「ミニマム・アクセス」の賛否、日本の農業、食の問題については、ちょっとやそっとで語り尽くせるものではないのでひとまずこの辺りで置いておくとして、さて表題に話しを戻しましょう。
本来は「事故米」という無駄をなくせばいいわけですが、今後ともどうしても「事故米」が発生するという前提で続けます。
政府は今後、事故米を工業用の「
糊」の原料以外としては使用しないようトレースするようなことを言っているようですが、米は糖質を多く含んでおり、発酵させればアルコールが出来ます。
そうだ、
エタノールを作ろう!日本酒は蒸した米を麹(こうじ)で糖化して水を加えた液体が原料です。
ビールやウイスキーは糖化させた麦芽から抽出した液体が原料です。
ワインはブドウを絞った液体が原料です。
そうした甘ぁ~い液体に酵母くんを加える、または果皮などに付着していた酵母くんが液体中の糖質をアルコールと二酸化炭素などに変えるのです。
これがアルコール発酵の仕組みです。
酵母くんは糖分が残っていても、ある程度のアルコール度数になると活動をやめてしまいます。
酔っ払うわけではないでしょうが、もうこの辺でイイやと投げ出してしまうんですね。
ビール酵母などは5%程度で発酵が止まり、ワイン酵母などは10数%まで度数をあげます。
高い度数まで発酵を続ける酵母は「アルコール耐性」が高いと表現します。
米を原料とした日本酒には多くの糖質が残っていますが、この糖質を出来るだけ無駄なくアルコールに変換するアルコール耐性の高い酵母を使えば効率が良いでしょう。
それを蒸溜すればエタノールになります。
これはバイオエタノールの製造そのものです。
どう、このアイデア。これを読んだ農水省の役人、政治家、マスコミ、エネルギー会社、もう誰でもいいから、あぁ~た
自身のアイデアとして勝手に使ってもらって全然構わないから、ぜひとも検討してくだされ。
糖質ポリス
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そもそも、これは返品すべきものじゃありませんか?
日本が、再利用を考えるべきものではないと思います。
しかも、輸送費は着払いが常識です。
政府は、輸入国にキチンとクレームをつけているのでしょうか…。
あくまでも食用を前提に輸入したものです。
それなのに、食用に供せない(食用の基準を満たしていない!)のであれば、原産国に対して、なんらかの対処をするのが常識ですよね。
それをやったのか、やってないのか、マスコミが、ここを取材しなのも解せません。
やってなければ、それこそ税金の無駄使いです。
従って、これは、返品したの後、原産国で糊等の工業製品に使うのか、エタノール燃料化するのか、あるいは廃棄するのか、考えればいい事です。
あるいは、日本で廃棄し、費用を原産国に持ってもらうかのどちらかだと思います。
それをやらないから、このようないい加減な品物の輸入が繰り返されるのではないでしょうか。
事故米を、前提とする必要はないと思います。
少なくとも、これが日本の生産者のものであれば、お金は取れませんし、もう二度と買ってもらえないでしょう。
日本の農家は、みんな、それくらいの気持ちで作っていると思いますよ。
もったいないからなんとかしてくれ…などと考えるような農家は、いないと信じたいと思います。
このアイディア、是非、原産国にこそ教えてやりたいと思います。