人に糖質制限の良さを伝えるのは本当に難しいといつも思う
糖質ポリスです。
さて先日(6月9日)、テレビ東京系の「
主治医が見つかる診療所」の「
健康長寿地域をつくった名医・鎌田實のとっておき健康法」という番組を見ました。
医師・鎌田實氏は長野県の諏訪中央病院で終末期ケア(ホスピス)に熱心に取り組まれている姿をテレビで度々紹介されていますので、ご存知の方も多いことでしょう。
「
がんばらない
」、「
なげださない
」、「
あきらめない
」、「
それでもやっぱりがんばらない
」といった著書を記してらっしゃいます。
今回の番組は
鎌田医師の仕事ではなく、
私生活での健康法にスポットライトを当てたことに目新しさを感じました。
健康寿命を延ばす(寿命を延ばす延命ということではなく、健康なままに老いるということ)「
7悪3善1コウモリ」という健康法が紹介されていました。
【
7悪(=血管をダメにする悪、健康寿命を縮める7悪)】
肥満・高血圧・ストレス・高脂血症・タバコ・糖尿・高尿酸血症
【
3善(=血管を若返らせる3善)】
食事・運動・ニコニコ
【
1コウモリ(=悪にも善にもなりうる)】
アルコール(少量のお酒は血管を拡張し、循環を良くし、血圧を下げる)
血管を健康に保つことが大切だとおっしゃっているわけですね。
さらに、痩せている人よりも、BMI(体重÷身長(m)2)が24~26の
やや太っている人の方が長生きをするという統計があるともおっしゃっていました。
BMI=24~26の方には追い風が吹いたように感じるかもしれませんが勘違いしてはいけません。鎌田医師は、「やや太り」を目指して生活しろとおっしゃっているわけではありません。血管が健康なのであれば、少々太っていることなど気にすることはないっちゅうことでしょう。
ここで特筆すべきは鎌田医師の食事法で、白いご飯、白いうどん、白いパンといった血糖値を急激にあげるもの(精製された穀物)は食べないとおっしゃっています。
これは、その言葉こそ使ってらっしゃいませんが、完全に「
糖質制限食」の発想と合致しています。
「
糖質制限食」とは、京都・高雄病院の江部康二医師が提唱されている食事法で、詳しいブログも公開されています。
「
糖質制限食十箇条と糖尿病」を、ぜひご確認ください。
さて鎌田医師は、寒天を食事に取り入れてらっしゃいました。
番組ではトマトとトマトジュースを使った寒天レシピが紹介されていましたが、昼の弁当の主食(ご飯)がわりに食べ、非常に腹持ちが良いとおっしゃっていました。
手元にある粉寒天の栄養成分表はこのようになっています。
粉かんてん4g当たり |
エネルギー | 0Kcal |
たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 糖質 | 0g |
食物繊維 | 3.2g |
ナトリウム | 2~22mg |
カルシウム | 0mg |
4gの粉寒天は吹けば飛ぶようなわずかな量ですが、500ccの水に溶かし、調味料や具材を入れて使います。
ほとんどが食物繊維ですので、入れる具材を選べば血糖値をあげることはありませんね。
これは使えますよ!番組の感想を書かれたブログがありましたので紹介しておきます。
「
7悪 3善 1コウモリの健康法♪」
糖質ポリス
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