糖質制限人は全ての炭水化物を制限するのではな~い。
美味しく、
楽しい糖質制限を心掛ける
糖質ポリスです。
このブログを検索サイト経由で訪れていただいた皆さんの検索キーワードの多くが
「糖質」に関わるものです。当然と言えば当然。(^^)
世間では
「炭水化物ダイエット」や
「ローカーボ」「カーボコントロール」といった用語を見聞きすることも多いのですが、この機会に
「糖質」を通して再確認してみたいと思います。
炭水化物 | 糖質 | 単糖類 | グルコース(ブドウ糖)など |
二糖類 | トレハロースなど |
多糖類 | デンプン(コーンスターチ、片栗粉など) |
増粘安定剤 (ペクチン、グアーガム、サイリウムなど消化分解されず食物繊維として機能) |
糖アルコール | キシリトール、ソルビトール、ラクチトールなど (砂糖の約半分程度血糖値を上昇させる) |
エリスリトール (ラカントS、パルスイートなどの原料。 9割以上吸収されるが全く代謝されずにそのまま尿中に排泄) |
食物繊維
| 野菜などに多く含まれる
|
表にするとこうなります。
炭水化物は糖質と食物繊維からなり、糖質はさらに細分されます。
糖質制限人も、消化分解されず食物繊維として機能する
増粘安定剤は利用することができます。
また、糖アルコールの一種の
エリスリトール(ラカントS、パルスイートなどの原料)は9割以上吸収されますが、全く代謝されずにそのまま尿中に排泄されるので利用することができます。
しかし、キシリトールなどの人工甘味料は吸収されて砂糖の約半分程度血糖値を上昇させるので、そのことを承知で利用する必要があります。
さて、先ほどの3つの用語ですが、、、
炭水化物ダイエット炭水化物の摂食をひかえようということですが、炭水化物のうちの食物繊維は有用性の高い食べ物なので十分に摂る必要があります。
よって炭水化物の全てをひかえるのであれば、それは随分と不健康なことになってしまいます。
ローカーボ/カーボコントロール「カーボ」という英語は炭水化物の全てを指しているのでしょうか。
それとも糖質だけを指しているのでしょうか。
食物繊維は消化吸収されませんのでおのずとカロリーもゼロでありますが、腸内細菌が利用することによって、腸のコンディションを整え、腸の働きを活性化する大切な(第6の)栄養素です。
低くおさえるべきもの、コントロールすべきものを
明確に言えるにもかかわらず言わない理由はなんなのでしょうか。
「五訂日本食品標準成分表」より「糖質」の項目が消えました。
「四訂」まで掲載されていた「糖質」の項目を消した理由はなんだったのでしょうか。
アメリカで
「シュガー」と言わずに
「カーボ」とお茶を濁している本当の理由は何なのでしょうか。
当ブログでは
「糖質」という言葉を使用することによって、制限したい対象を明確に区別して考え行きたいと思っています。
糖質ポリス
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カーボは炭水化物を表し、炭水化物=糖質+食物繊維ということを
理解していない方には不親切な表記になっていること反省しきりです。
注意書きをしなくちゃ。
カーボカウントが一回の食事の中に食物繊維が5g以上含まれる場合は
炭水化物(カーボ)から食物繊維をひいて考えることも
あまり広まってはいない感じがしますね。
実際私は、食物繊維量は無視してます。おおざっぱ。
江部先生あたりでは、それとはまた違っていて
血糖を上げる超本人の糖質を表記しているので分かりやすいと思います。
私がこの方法を知り勉強したのはアメリカ在住のすずらんさんのサイトですが
彼女がカーボカウントを知ったのもアメリカでした。
彼女に教えていただいたのですが
Blood Glucoseというのは血糖値の医学的な呼び名で
普段はBlood Sugarとも言うそうです。
最近では江部先生の著書やブログで知った方が多い印象です。
これから日本では糖質制限という言葉の方が周知されていくのかもしれません。
糖質に注目することにより血糖値をコントロールする方法が認められてスタンダードになっても
糖質制限という言葉を使うのを嫌がる組織もあるような気もしていますし
それでも日本語の方が広い年齢層で受け入れられ易いとも思います。
何にせよ、血糖を上げる超本人が誰であるかを言わない医師と知らない医師のもと
知らないままで治療し悪化してしまう同病患者さんが一日も早く一人でも多く減ることは
願ってやまないことですね・・・